アルファーは、販売する野菜や果物の、
その農産物の糖度や酸度、硝酸態窒素の残留値、ジャガイモのでんぷん価、トマトと人参のカロテノイドを測定してきました。
データ数だけでも、年数が多いだけに膨大になってきました。その中で、いろいろわかった事などもあります。
ここでは、新しいもので、面白いものを掲載していきます。
硝酸態窒素残留値と糖度・酸度 (野菜・フルーツ)
カロテノイド測定 (トマト にんじん)
ライマン価測定 (じゃがいも)
理科準備室 (自社測定までの模索)
測定日 |
産地 |
品名 |
1本の 重量 |
硝酸態窒素 (ppm) |
糖度 (Brix) |
2023/11/22 |
高知県 |
博田さんの黒潮なす |
106.7g |
94.9 |
4.9 |
博田さんのなすは、2回目の測定です。
前回の測定は2023/6/16、前作の収穫終了時期の検体を測定しましたが、
今回は、今作の収穫開始から1ヶ月弱ほどのものを測定しました。
結果、前回より 糖度は低く、硝酸態窒素はやや多く検出されました。
やや小ぶりだったので、硝酸態窒素が消費しきれていないのかもしれません。
もう少し時期が進めば、実のなり方も変わってくると推測されます。
まだデータ数が少ないので、これから時期をずらして何度か測定し、
数値の動きを見ていきたいと思います。
(渡部智加)
測定日 |
産地 |
品名 |
1本の 重量 |
硝酸態窒素 (ppm) |
糖度 (Brix) |
上部 |
中部 |
下部 |
上部 |
中部 |
下部 |
2023/06/14 |
高知県 |
博田さんの黒潮なす |
123.8g |
142.4 |
44.5 |
38.0 |
5.4 |
5.6 |
4.9 |
高知県産・博田さんの黒潮なすの測定を行いました。
初めて測定を行います。
糖度は、最高数値が5.6と検出されました。
全ての部位で、過去アルファーで測定した、
徳島県産・白ナスの数値よりも高くなっています。
一般的な黒い皮のなすは、
糖度4~5度が平均という情報(糖度計の株式会社アタゴ HP参考)を参考にすると、
平均的、もしくは平均よりやや高めな値であると思われます。
硝酸態窒素は、上部が高く、上部:142.4、中央:44.5、下部:38.0と検出されました。
一般的なナスの平均値は、
330ppm程度であるというデータ
(東京都健康安全研究センター 2007年研究年報 第58号 参考)と照らし合わせると、
とても低い数値であると言えます。
(吉田紗知子)
copyright(c) 2003-2024 Alphar Co.,Ltd.