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アルファーは、販売する野菜や果物の、
その農産物の糖度や酸度、硝酸態窒素の残留値、ジャガイモのでんぷん価、トマトと人参のカロテノイドを測定してきました。
データ数だけでも、年数が多いだけに膨大になってきました。その中で、いろいろわかった事などもあります。
ここでは、新しいもので、面白いものを掲載していきます。

硝酸態窒素残留値と糖度・酸度 (野菜・フルーツ)
カロテノイド測定 (トマト にんじん)
ライマン価測定 (じゃがいも)
理科準備室 (自社測定までの模索)

豆類 硝酸態窒素残留値と糖度
測定レポート 『鹿児島県産 特別栽培 与論のスナックいんげん』
測定日 産地 品名 検体 1本の
重量
硝酸態窒素 (ppm) 糖度 (Brix)
2024/04/04 鹿児島県 与論のスナックいんげん A 10.0g 37.6 5.6
B 8.8g 35.9 5.5
与論のスナックいんげん
与論のスナックいんげんは、約2ヶ月ぶりの測定となります。
前回が1/24の測定でしたので、だいぶ気温も上がってきていることから、
数値に多少変化が出てきているのではないかと、期待しての測定でした。

今回は、2検体測定しました。
結果、硝酸態窒素濃度はAが37.6ppm、Bが35.9ppm。
糖度はAが5.6度、Bが5.5度。
どちらの測定項目も、検体ごとの個体差の少ない結果となっています。

冒頭で述べた、季節の進みによる変化としては、
前回の測定から、硝酸態窒素濃度が約10~15ppm、糖度が0.3~0.4度 程度の
減少であったことを考えると、個体差レベルの差に近いことから、
あまり大きな変化は出ていないと考えられます。

スナップエンドウも、季節の進みによる数値の変化は大きくなかったため、
豆類自体が、そのような傾向がみられるのでしょうか。
今後測定を重ね、サンプル数を増やして検証してみたいと思います。
(渡部智加)
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測定レポート 『長崎県産 特別栽培 なんぶスナップえんどう』
測定日 産地 品名 検体 1本の
重量
硝酸態窒素 (ppm) 糖度 (Brix)
2024/03/21 長崎県 なんぶスナップえんどう A 6.5g 3.2 9.3
B 4.4g 3.2 10.2
なんぶスナップえんどう断面
長崎県・高木さん達が栽培する、スナップエンドウを測定しました。
今回初めて測定を行います。

表皮に厚みがあり、包丁を入れる際は「サクッ」と音がするような、
水分の多さと、新鮮さがみられます。
糖度は、Aは9.3、Bは10.2と検出されました。
過去に、鹿児島県・松下さんが栽培したスナップエンドウを測定していますが、
上記と比べると、約1度ほど高い数値となっています。

硝酸態窒素は、A・B共に、3.2ppmと検出されました。
松下さんのスナップエンドウと同じ、低い数値が検出されています。
(吉田紗知子)
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測定レポート 『鹿児島県産 特別栽培 松下さんのスナップエンドウ』
測定日 産地 品名 検体 1本の
重量
硝酸態窒素 (ppm) 糖度 (Brix)
2024/02/28 鹿児島県 松下さんのスナップエンドウ A 13.2g 3.2 8.5
B 12.4g 2.9 9.0
糖度比較
松下さんのスナップエンドウは、約2か月ぶりの測定です。
まず、さや自体に厚みがあり、重さを比較してもわかる通り、
12月の検体の倍以上の重さになっています。

今回は2検体測定しましたが、どちらも擦り下ろしたときにみずみずしく、
特に検体Bは、強くそう感じました。
断面も写真の通り、肉厚でしたが、
切って触れてみた感想では、硬そうな印象はなかったです。

硝酸態窒素濃度は前回に近い数値で、糖度は前回より下がりました。
ただ、過去の結果と比較すると、低すぎるという値ではなく、
大体が9度付近に収束しているという感じです。

まだデータ個数が少ないので、これから測定を積み重ね、
見ていきたいと思います。
(渡部智加)
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測定レポート 『鹿児島県産 特別栽培 与論のスナックインゲン』
測定日 産地 品名 1本の
重量
硝酸態窒素 (ppm) 糖度 (Brix)
2024/01/24 鹿児島県 与論のスナックインゲン 9.4g 5.9 49.7
与論のスナックインゲン1本の重量
麗さんが栽培する、スナックインゲンを測定しました。
前回は、昨年2/9に測定を行っています。
硝酸態窒素測定を、インゲンでは初めて行いました。
前回測定した個体9.2gとほぼ同じ重量である、9.4gの個体を測定しています。

糖度は、5.9と検出されました。
前回数値は5.6で、少しですが数値が高くなっています。

硝酸態窒素は、49.7と検出されました。
始め、HI(数値が高い為、測定不可)が出てしまいましたが、
再度測定を行った所、正常に計測する事ができました。

硝酸態窒素濃度について、同じ豆類では、
先月測定が行われた松下さんのスナップエンドウは2.1という結果でした。
同じ豆類でも、濃度数値の差が出る事が、今回の測定で見る事ができます。
(吉田紗知子)
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