アルファーは、販売する野菜や果物の、
その農産物の糖度や酸度、硝酸態窒素の残留値、ジャガイモのでんぷん価、トマトと人参のカロテノイドを測定してきました。
データ数だけでも、年数が多いだけに膨大になってきました。その中で、いろいろわかった事などもあります。
ここでは、新しいもので、面白いものを掲載していきます。
硝酸態窒素残留値と糖度・酸度 (野菜・フルーツ)
カロテノイド測定 (トマト にんじん)
ライマン価測定 (じゃがいも)
理科準備室 (自社測定までの模索)
※硝酸態窒素は、記載のない限りは『中央』で測定しています。
測定レポート 『北海道産 特別栽培 中村さんの玉ねぎ NEO』
測定日 |
産地 |
品名 |
1本の重量 |
硝酸態窒素(ppm) |
糖度 (Brix) |
外皮 |
中央 |
おしり |
2024/09/04 |
北海道 |
中村さんの玉ねぎ NEO |
273.0g |
検出せず |
7.6 |
9.7 |
|
9.5 |
北海道・中村さんの玉ねぎNEOの測定を行いました。
前回は、今年冬、2024/1/24に測定を行っています。
北海道の農政部が発表しているレポートでは(最新、9/1発表分)
「生育は平年よりやや早く進んでいるものの、収穫作業は平年並の速度で進んでいる」
と記載・発表されていました。
今年は連日の暑さや、突然の豪雨等、北海道内でも不安な天候が続きましたが、
平年に近い通常通りで収穫・出荷が行われている様子です。
硝酸態窒素は、検出されませんでした。
糖度は、
おしり:12.6→9.5 中央:11.9→9.7 外皮:8.9→7.6と検出されました。
冬に測定した個体よりも、各数値低めの数値が検出されました。
玉ねぎは、高温環境が得意な野菜ではない為、
今年も厳しい環境を乗り越える形となりました。
その中で育った事を考えれば、決して悪い数値ではないと感じます。
試食してみても、甘味や味が強く出ている玉ねぎであると感じました。
(吉田紗知子)
測定レポート 『奈良県産 益田さん 奈良玉ちゃん』
測定日 |
産地 |
品名 |
1本の重量 |
硝酸態窒素(ppm) |
糖度 (Brix) |
外皮 |
中央 |
おしり |
2024/08/07 |
奈良県 |
益田さん 奈良玉ちゃん |
219.5g |
検出せず |
6.9 |
12.7 |
|
11.5 |
奈良県・益田さんの奈良玉ちゃんの測定を行いました。
前回は、昨年の2023/6/28に測定を行っています。
硝酸態窒素は、検出されませんでした。
糖度は、
おしり:9.0→11.5 中央:10.2→12.7 外皮:5.8→6.9と検出されました。
どの部位も、前回より高い数値となっています。
過去アルファーで測定した玉ねぎの測定データの中でも、特に高い結果となりました。
加熱して、試食すると、甘味が強くかんじられました。
(吉田紗知子)
測定レポート 『兵庫県産 新家青果さん あまたまちゃん』
測定日 |
産地 |
品名 |
1本の重量 |
硝酸態窒素(ppm) |
糖度 (Brix) |
外皮 |
中央 |
おしり |
2024/06/17 |
兵庫県 |
新家青果さん あまたまちゃん |
253.0g |
検出せず |
6.9 |
8.1 |
|
10.0 |
兵庫県・新家青果さんの、あまたまちゃんの測定を行いました。
前回は、昨年の2023/6/14に測定を行っています。
あまたまちゃんは、加熱すればするほど、辛み成分が甘味へと変化する玉ねぎです。
あまたまちゃんの外皮(乾燥部分)は表面がザラッとしており光沢が少なく、
皮をむいてみると、頭付近にボリュームがあり、細長い円状になっています。
硝酸態窒素は、検出されませんでした。
糖度は、各部位で同日に測定を行った、夏のさらだちゃんよりも、
若干あまたまちゃんの方が高い数値で検出されています。
試食は、①生の状態でスライス ②加熱(電子レンジ&フライパン)の調理を行いました。
生食について、あまたまちゃんは、他の玉ねぎの測定時に比べ、
目に染みる速度が特に早く=辛味になる成分が強いと感じた為不安がありましたが、
生で食べれる程の甘味を持っていました。
加熱した際は、あまたまちゃんの威力(甘さ等)が強くみられました。
(吉田紗知子)
測定レポート 『兵庫県産 新家青果さん 夏のさらだちゃん』
測定日 |
産地 |
品名 |
1本の重量 |
硝酸態窒素(ppm) |
糖度 (Brix) |
外皮 |
中央 |
おしり |
2024/06/17 |
奈良県 |
新家青果さん
夏のさらだちゃん |
249.5g |
検出せず |
5.6 |
8.1 |
|
8.6 |
兵庫県・新家青果さんの、夏のさらだちゃんの測定を行いました。
前回は、昨年の2023/6/14に測定を行っています。
さらだちゃんは、加熱せずとも、生で食べれるように品種改良された玉ねぎです。
外皮(乾燥部分)に、光沢が多く見られました。
皮をむいてみると、若干横長の円状になっています。
硝酸態窒素は、検出されませんでした。
糖度は、同日に測定を行った、あまたまちゃんと比べ、
若干低めの数値が検出されています。
試食は、①生の状態でスライス ②加熱(電子レンジ&フライパン)の調理を行いました。
生食について、
さらだちゃんは、生食に特化した品種であるこ事もあり、瑞々しさを強く感じました。
加熱した際も、(加熱調理に特化して開発された)あまたまちゃんの威力にも負けない、
甘さを感じました。
(吉田紗知子)
copyright(c) 2003-2024 Alphar Co.,Ltd.